タマル王(左)とその父ギオルギ3世(右)、ヴァルジアの教会壁画(12世紀)

歴史



歴史人物


在位(生没年)

  

ca前302-237

パルナヴァズ 1世 King Parnavaz I
イベリア王国最初の王

ca前63-32

パルナヴァズ2世 King Pharnavaz II

ca.284-361
(265-361)

ミリアン3世 Mirian III (Saint King Mirian)
キリスト教を国教として受け入れ、ムツヘタのスヴェティツホヴェリ修道院を建立

435-447

Mihrdat V

447/452-502
(440-502)

ヴァフタング1世(ヴァフタング ゴルガサリ) Saint King Vakhtang I Gorgasali
Mihdat Vの息子。ペルシア人からゴルガサリ(狼の頭)と呼ばれていたのが名前の由来。ササン朝に勝利し、ムツヘタから首都をトビリシへ移した。グルジア正教会で列聖。トビリシのメテヒ教会横には彼の騎乗姿の像がある。

522-534

ダチ Dachi I Ujarmeli
ヴァフタング1世の息子。イベリアの首都をムツヘタからトビリシへ遷都する。

588-590

Guaram I

590-627

Stephen I

786/780-830
(8世紀末-830)

Ashot I Kuropalates
グルジア正教会で列聖

826-876

バグラト1世 Bagrat I

876-881

ダヴィト1世 David I

881-888

Adarnase II of Tao

923-937

ダヴィト2世 David II

958-994

バグラト2世 Bagrat II Regueni (the Simple)

994-1008

グルゲンGurgen2世
バグラト2世の息子

978/1008-1014 (ca 960-1014)

バグラト3世 Bagrat III
グルゲン2世とラズィカ王国のグランドゥフト王女Gurandukhtの息子。978年からアブハジア、1008年からアブハジアとイベリアの統一グルジアの王として在位

1014-1027

ギオルギ1世 Giorgi I

1027-1072

バグラト4世 Bagrat IV

1072-1089

ギオルギ2世 Giorgi II

1089-1125 (1073 ?-1125)

ダヴィト4世(建設王)David IV the Builder (Davit IV Aghmashenebelis)
ギオルギ2世の息子。首都をトビリシに移したことからアグマシェネベリAghmashenebeli(建国者の意)と呼ばれている。1121年にセルジューク軍との戦いで勝利し、グルジア正教会に貢献したことから、グルジア正教会で列聖

1125-1155

Demetre I

1155-1156

ダヴィト5世 David V

1156-1184

ギオルギ3世 Giorgi III
ダヴィト4世の息子

1184-1213 (ca.1160-1213)

王タマル タマル バグラティオニ(Tamar Bagrationi)
* ギオルギ3世の娘。1185年にロシア人のYuri(Giorgi) Bogolyubsky(アンドレイ ボゴリュブスキー大公の息子)と最初の結婚。1187年に離婚。1188年にオセチア人のダヴィト ソスランと2度目の結婚。娘ルスダンを儲け、ルスダンは後に王座(在1223-1245)につく。グルジア正教会に列聖。
* グルジア王国最盛期の王。父ギオルギ3世により1178年に共同当事者に任命、1184年の父の死後王の座に就く。セルジューク朝との戦いに勝利し、現トルコ北東部、アルメニア、アゼルバイジャン一部までグルジアの領土拡大に成功した。タマラ王女QueenTamaraとも呼ばれるが、グルジア最大の王であることからKingTamarと呼ばれている
* また、王タマルの時代にはグルジアの文化、芸術、科学、建築も黄金の時代を迎えた。ショタ ルスタヴェリの長編叙事詩「豹皮の騎士」は王タマルに捧げた詩として有名。ゲラティ教会やヴァルジアの洞窟都市も王タマルの時代に建築された

1213-1223

ギオルギ4世 Giorgi IV Lasha
王タマラの息子

1223-1245

ルスダン Rusudan
王タマラの娘

  1245/1259 -1293 (1225-12939)

ダヴィト6世 David VI Narin(the Clever)
ルスダンの息子であり、ダヴィト7世の従兄弟。1259年からはイメレティ王国で在位

 1247/1259 -1270 (1215-1270)

ダヴィト7世 David VII Ulu
ギオルギ4世の庶出子。1259年からはイベリア王国で在位

1271-1289

Demetre II
ダヴィト7世の息子

1289-1293

ヴァフタング2世 Vakhtang II

1293-1299, 1300-1308

ダヴィト8世 David VIII

1299-1302, 1314-1346 (?-1346)

ギオルギ5世(光輝王) Giorgi V Brilliant
* イル ハーン国の支配下にあった東グルジアと西グルジアを統一させた。また、イル ハーン国のアブー サイード(在位1317-35)の死後、東グルジアからモンゴル人を追放
* イル ハーン国 1258-1353にあったモンゴル王朝

1308-1313

ギオルギ6世Giorgi VI

1346-1360

ダヴィト9世 David IX

1360-1393

バグラト5世 Bagrat V

1393-1407

ギオルギ7世 Giorgi VII

1407-1411

コンスタンチン1世Konstantine I

1412-1442

Alexander I the Great

1442-1446

ヴァフタング4世 Vakhtang IV

1446-1466

ギオルギ8世 Giorgi VIII

 1463/1465 -1478 (1439?-1478)

バグラト6世 Bagrat VI

1478/1483 -1510 (?-1510)

アレキサンダル2世 Alexander II
1478-1510 グルジアの王   1483-1510 イメレティの王

(1675-1737)

ヴァフタング6世 Vakhtang VI (Vakhtang the Scholar)
サファヴィー朝の属国としてのイベリア王国の王。 また、翻訳者、詩人

1727-1732

エレクレ1世 Erekle I

1722-1732

コンスタンチン2世 Konstantine II
Mahmad Quli Khan とも呼ばれる。エレクレ1世の息子

1732-1762 (1680-1762)

Teimuraz II

1744-1798 (1720/1721-1798)

エレクレ2世 Erekle II ერეკლე II
1744~1762年までカヘティ王国の王、1762~1798年までカルトゥリ-カヘティ王国の王。ムツヘタのスヴェティツホヴェリ大聖堂に埋葬されている。

1798-1800 (1746-1800)

ギオルギ8世 Giorgi XIII
グルジア(カルトリ カへティ)の最後の王

書記長1922-1953 (1879-1953)

ヨシフ・スターリン Josef Stalin(ジョセフ・ジュガシュヴィリJosef Dzhugashvili)
* ゴリ出身。父は靴屋で母は農奴の家庭で生まれる。母親は息子が聖職者になることを望んでいたが、スターリンは政治への道へ進む。
* 「スターリン」はニックネームで「鋼鉄の人」という意味。幾度のシベリア追放にも生き延びて戻ってきた彼の生命力を表している。
* ボリシェビキ(ソ連共産党)の書記局長に。レーニンの死後、ライバルや反対派を残酷に粛清し、独裁的に地位を維持した。スターリンの大粛清は政治家の暗殺・強制収容所送りのみならず、一般の市民を巻き込み死亡人数は約2000万人とも言われている。
* 死後、モスクワクレムリン前にあるレーニン廟に保存されたが、その後クレムリンの壁に埋葬された。

1899-1953)

ラヴレンチー パーヴロヴィチ ベリヤ Lavrentiy Pavlovich Beria
* ソヴィエトの秘密警察のスターリンの側近として有名。スターリンの独裁政治をソビエト連邦の内相として助けた。知識人抹殺で悪名高い。
* グルジア少数民族のミングレル人

大統領 1991-1992 (1939-1993)

ズヴィアド ガムサフルディア Zviad Gamsakhurdia
1991年ソビエト連邦から独立後の初代グルジア共和国大統領。父親は作家のコンスタンティネ ガムサフルディア。1993年にグルジア西部の隠れ家で自殺したと言われているが、詳細は不明で謎の死とされている

大統領 1995-2003(1928-)

エドゥアルド シェヴァルドナゼ Eduard Shevardnadze
KGB出身。1964年にグルジア内相、1972年にグルジア共産党第一書記、1985-1990年までソビエト連邦の外務大臣、1995-2003年までグルジア大統領

大統領 2004-2013 (1967-)

ミヘイル サアカシュヴィリ Mikheil Saakashvili
* 2004年に就任した現グルジア大統領。キエフ大学卒業後、アメリカのコロンビア大学で法律を学ぶ。サンドラ夫人はオランダ人
* 前大統領のシェワルナゼ率いる与党の一員だったが、2001年に新政党「国民運動」を結成。2003年11月にシェワルナゼが不正選挙を行ったと無血革命「バラ革命」が起こす。革命後、シェワルナゼは辞任し、大統領選挙で36歳のサアカシュヴィリが選出され大統領に就任
* 日本には2007年3月に訪問
* 2008年1月に再選

大統領 2013- (1969-)

ギオルギ・マルグヴェラシヴィリ Giorgi Margvelashvili
გიორგი მარგველაშვილი
* 2013年10月に62%の得票率で当選、11月17日大統領に就任。
* *教育哲学者。2000年~2006年と2010年~2012年の二度にわたり、グルジア公共研究所の総長を務める。2012年10月に発足したビジナ・イヴァニシヴィリ内閣に、教育科学相として入閣。2013年2月には、第一副首相に任命された。


 

 



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